この記事は野草 Advent Calendar 2019 - Adventarの2日目です。
今回はキランソウです。
シソ科 キランソウ属の多年草。
© Keita Watanabe, some rights reserved (CC BY-NC 4.0)
4月に大学の近所をおさんぽしていたら見つけて、ちょっと嬉しくなりました。
ちょっと藪っぽい地際に生える、ごくありふれた植物ですが、この鮮やかな紫色の花を見るとやはりほっこりしますね。
さて、このかわいらしいキランソウですが、ジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)という別名も名付けられているのです。
この別名は、”根生葉((根際から生えている葉のこと。本種の場合は根生葉ではない葉をみかけることが無い気がするのは私だけだろうか…))が地面にはりつくようにひろがっていることによる”((山と渓谷社 山渓ハンディ図鑑「野に咲く花」増補改訂新版から引用))とのことで、まぁなんとかわいらしい蓋なんでしょ(´ω`)とジゴクノ…という別名はやっぱり似合わないなぁとつねづね思っているのです。
突然話題が変わるようですが、その昔、4コマ漫画が原作の「スケッチブック 〜full color’s〜」というアニメが放映されていました。
実は私の好きなアニメトップ3に長らく入り続けていて、2期の気配が全く訪れないことが残念で仕方がない作品なのですが、この11話に、風邪をひいた主人公に「ジゴクノカマノフタが熱冷ましに効くよ〜」と先輩が差し入れをする場面があるのです。
この作品、著者の小箱とたん氏の生き物愛が随所に見られて、とても癒やされる作品です。原作は今年の夏についに完結してしまいましたが、今も大切な作品です。
本日はこんなところで。ではでは。