Mendeleyを使った文献管理のTips
Mendeleyは日本語文献の管理が苦手なので、ちょっとしたコツがいる。このエントリは随時加筆予定。
前提
- 日本語・英語両方の文献を読み、自らも日本語・英語両方の論文を書いている
- Mendeley Desktop を入れておく
- Mendeley の容量制限を回避するため(大学を出てからも使えるように)、 Preferences → Watched folders で、文献ファイルを Dropbox などのクラウドストレージ上のフォルダを指定する(以下、ここを「保存フォルダ」と呼ぶ)
- Preferences → File Organizer → Rename document files を有効にして適当に設定しておくと、PDFの管理が楽になる
英語論文の取り込み
- 英語論文(しかもメジャーな雑誌)であればとても楽
- DLしたPDFを保存フォルダへ移動する。するとMendeleyが自動判別してテキトーなファイル名にrenameされる
- Mendeley Desktop で該当論文を開き Details を確認。DOIを入力して(PDFから既に取り込まれていることが多い)右側の検索ボタンから文献データを再検索させると、間違いのない情報に更新される(併せて、PDFファイル名も更新される)
日本語論文の取り込み
- 基本的には英語論文と同じ流れで追加するが、J-STAGEが付与しているDOIはMendeleyで読み込むことができない(自分が試してきた限り)
- RISをDLして、 Mendeley Desktop → File → Import → RIS で先に文献情報だけつくっておく
- つくった文献情報に別途DLしたPDFを紐付けて保存する
- 英語論文で引用したいとき(英文タイトル、著者、雑誌名)は、英語標記だけを入れた文献データを別途つくっておく
書籍情報の取り込み
- 書籍全体を引用するのか、それとも特定の章だけ引用するのかで使い勝手が変わる。今後も改善の余地あり
- 英語書籍全体を引用するなら、Googleスカラーの引用ボタンからbibtexなどを出力して読み込むのが手早いか?
- 日本語書籍であれば、CiNii 図書から「Mendeleyに書き出し」をするのが最も楽