自分が初めてMacに触れたのは、Intelチップへの移行がほぼ終わりつつあったMacOS X Leopardが出た頃だった。研究室でラボにある共用端末がすべてMacだったのと、自分のPCが壊れていたのもあって、データ移行も何もなく0からの使用であった。当時は、「Intelチップが使える! 完全にUnixベースで開発ができる!」とか随分と周りのMacユーザの方々に絶讃されていた記憶があるが、その一方でPower PC(≒OS9以前)の環境に依存していた解析ソフトウェアが使えなくなっていて、古い端末を併用しなければならない場面もあったり苦労している人々を色々見てきた。これから2年ほどは、十数年ぶりに同じような風景を見ていくことになるのだろう。サードパーティ製のアプリを使わないのであれば(価格は置いておくとして)Apple製品を使い続けることは良策だと思うのだけど、現実はまったくそんなわけにはいかないので、この先しばらくの情報次第で次のメイン機買い替えは慎重にせざるを得なくなりそうである。